賞金は副収入!?マラソン世界新更新のゲブレシラシエ

ベルリン・マラソンは28日、秋の気配が深まったベルリンの市街コースで行われ、男子はハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)=写真=が2時間3分59秒で3連覇し、自身の世界記録を27秒短縮した。優勝賞金と世界新ボーナスなどで13万ユーロ(約2000万円)を獲得したが、35歳の「皇帝」にはほんの副収入でしかない。

 「わたしには2つの仕事がある」と話すゲブレシラシエには、成功したビジネスマンというもう1つの顔がある。陸上で稼いだ資金を元手に母国エチオピアで不動産業などを起業。現在はホテルや映画館、自動車輸入など約400人の従業員を抱える。持ちビル数は10に達し、慈善目的の学校も経営する。

 アディスアベバではオフィスに出勤する前に約3時間の早朝練習。午後まで仕事の指示を与え、夕方から再びトレーニングに励む。忙しくて昼食をとる暇がなく「仕事をしながら軽食をつまむだけの時もある。でもどんなにストレスがあっても走り続ける」と笑う。

 1万メートルでは1993年から世界選手権に4連覇し、96年アトランタと2000年シドニー両五輪で優勝。マラソンはこれで2度の世界新を樹立した。北京五輪は大気汚染を嫌ってマラソンを回避したが、相性のいいベルリンで開催される来夏の世界選手権では「マラソンを走る」と目標は明確だ。

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